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活動報告

愛知県教育会館

「言語コミュニケーション」 「非言語コミュニケーション」
アナウンサーとクラウン(道化師)に学ぼう!

  • 講演① 言語コミュニケーション  講師 野口晃一郎 氏
  • 講演② 非言語コミュニケーション 講師 CLOWNが~こ 氏
  • 講演③ 言葉遊び・無言遊び    講師 高柳竜一 氏

レクリエーションを指導(支援)する上で、さまざまなレク財を知ることはとても大切なことです。しかし、多くのレク財を知っていても、わかりやすい説明や仕草ができなければ、レク財の魅力が伝わりません。また、参加者から慕われ、信頼される指導者でなければ、レクの楽しさが半減してしまいます。

そこで今回のセミナーでは、レクリエーション指導者として、押さえておきたい言語と非言語によるコミュニケーションについて、3つの講演を通して学びました。


午前中は、「情報の整理とことばの伝え方」をテーマに、元岐阜放送キャスター・岐阜新聞記者で、多方面で活躍するフリーライター・フリーアナウンサーの野口晃一郎氏による講演でした。

「しっかりと相手に伝わる「REACH(=届く)」のヒントを得る」をねらいとして、3つのキーワード(コミュニケーション・聞き手本位・思考の整理)を柱に、デモンストレーション(新聞、テレビ、ラジオの伝え方の違い)や簡単なワークを交えた講義から、多くのことを学ぶことができました。

スムーズな進行とわかりやすい語り口で90分間があっという間に過ぎていきました。

参加者からは「話し方で印象がこんなにも違うのかと勉強になった」「別のセミナーがあったら、また参加したい」などの声が寄せられました。

午後からは、「クラウンの技術を通して仕草のコツを学ぼう」をテーマに、道化師の世界大会で活躍された経歴をもつ、クラウンエンターテイメントのCLOWNが~こ氏による講演でした。

 まずクラウンの簡単なデモンストレーション(ショー)が披露され、会場は一瞬にして和やかな雰囲気に包まれました。

 講義では、クラウンとしてだけでなく、看護専門学校の非常勤講師や保育士としてのレクリエーション指導の実体験からくる仕草による場の和ませ方や注目の集め方などを学ぶことができました。

 実技では、相手を感じる力や咄嗟に考えをひねり出す力を養う言葉を使わないゲームや見立て遊びなどを体験しました。

 参加者からは「突然、お題を振られると緊張して、頭が真っ白になったが、その分考える力を養えた。終わってみればとても楽しい時間だった」「表情やカラダの動き一つでいろいろなことが伝えられると学んだ」など、指導者としてのレベルアップができたようです。

最後の講演は、「言葉遊び・無言遊び~喜びを分かち合う時間~」をテーマに、弊協会の常任理事で、中部学院大学職員の高柳竜一氏による講演でした。

「仲間と喜びを分かち合うレクを体験学習する」をねらいに、①共に笑う②愉快さや快さの共有③言葉の大切さを感じるをキーワードに、講義と実技を体験しました。

 前半は、言葉遊びの効果や種類、注意点などの基礎知識について講義を受けました。何気なく言葉遊びをするのではなく、対象者や目的に合わせて、効果を考えながらプログラムを組むことの大切さを改めて学びました。

 後半は、さまざまな言葉遊びや無言遊びを体験学習することができました。

参加者は童心に帰って楽しく過ごせたようでした。

3つの講演を通して、レク自体を上手にすること以上に指導者が大切にしなくてはならないことを学ぶことができました。